200944
「オリンピック招致に子どもをかり出す事への批判ひろがる」「『日の丸・君が代』を踏絵とする陳情が継続審議に」「大企業優遇税制の転換を!」「普選運動の先駆・深川区理髪組合」
●江東区教育委員会は各学校に対し、「四月十七日は学校行事を組まないで空けておくよう」通知しました。国際オリンピック委員がこの日夢の島に視察に来るので(20分間で通貨予定)、各学校から子ども数千人を夢の島に集め、オリンピック日本招致に向けてアピールするためのようです。こうした江東区の対応に批判が広がっており、東京都教職員組合江東支部・勝俣 秀一委員長から談話がよせられています(談話内容民報は69号)。
●三月十二日、傍聴席に入りきれないほどの人が詰めかけるなかで区議会議会運営委員会が開催され、「小中学校の卒業式典のあり方に関する陳情」が審議されました。この陳情の趣旨は、「国旗・国家を尊重」しない区議会議員は、卒議式・入学式に議長代理として出席することを「委託せぬよう」というもので、日本国憲法十九条「思想および良心の自由は、これを犯してはならない」を踏み躙り、教育行政に介入するものです。結果は継続審議となりましたが、傍聴者からは「今後、しっかり見守っていかなければ」などの声が聞かれました。審議の各党委員の発言は「こうとう民報」69号で。
●三月十三日、ティアラ江東大会議室で江東区税制民主化協議会主催の第四十回重税反対江東区民集会が開催されました。
●1897年(明治30年)、長野県で普選同盟が結成され、男子の普通選挙権が認められたのはそれから24年後の1925年(大正14年)です、運動は大正デモクラシーの時代に実を結びました。東京の普選運動の中心に座ったのが深川区理髪組合でした。